タイ観光客を呼び込め 鹿島で30人弓道体験 富裕層対象ツアーの一環 [佐賀県] – 西日本新聞



 映画ロケなどをきっかけにタイからの観光客が増えている鹿島市で11月29日、タイ人の団体客30人が本格的な弓道を体験した。5泊6日で九州を回るという富裕層を対象としたツアーの一環で、市弓道連盟の会員5人の協力を得て実現した。

 30人は同市高津原の市民武道館を訪問。同連盟の岩屋洋太郎会長(37)が「道具は戦国時代から大きく変わっていない」「的に当てることよりも心を落ち着かせることが大切」などと弓道の歴史や作法を説明。その後、28メートル先の的へ向けて矢を射る実演をした。

 的から約4メートルの距離で射る弓道体験では、所作をきちんとまねたり、当たるまで何度も挑戦したりする客も。的に当たると歓声と拍手が湧いた。自宅に弓道場があるというバンコクのウォーラパットさん(58)は「心を大切にするという日本の弓道に感動した。母国でも学びたいが、指導者がいないので残念だ」と話した。

    ◇      ◇

■武雄は県内外5市で連携 旅行商品の開発やPR活動

 武雄市は、急増するタイからの観光客に向け、長崎県佐世保市など5市で連携し、旅行商品の開発やPR活動に取り組む。事業費45万円を4日開会の市議会定例会に提案した。

 佐賀県内の観光地はタイのテレビドラマで紹介されたことをきっかけに、そのロケ地を巡る旅が人気を集めている。武雄市への旅行者数は2014年の約70人から、翌年には約400人に増えた。

 タイとの直行便がある福岡空港(福岡市)を発着点に北部九州を巡るツアーや観光商品を開拓しようと、佐世保市の呼び掛けで武雄、鹿島と北九州市、山口県下関市の5市が連携する。

 来月にもタイの旅行会社から4人が来日し、5市を5泊6日で視察。武雄市では焼き物作りや温泉体験、鹿島市では酒蔵巡りをしてもらう。武雄市観光課は「ニーズに合った素朴な観光、体験ツアーを紹介したい」としている。

=2017/12/08付 西日本新聞朝刊=




こんな記事もよく読まれています