映画支えて地域を活性化 エキストラ みんな輝け – 中日新聞



(上)観光客の演技をして歩く西野久美子さん=金沢市丸の内で(下)エキストラの募集用紙などを手に登録を呼び掛ける金沢フィルムコミッションの担当者=金沢市で

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金沢FCなど募集

 ドラマや映画、CMの撮影を側面から支えるエキストラ。県内でも金沢フィルムコミッション(FC)などに登録し、活躍する人たちがいる。金沢FCではエキストラが必要な撮影は年に十回ほどだが、登録者は約百人。担当者は「製作側の希望もあるので、幅広い年代の人が登録してくれるといい」と期待を寄せる。(草野大貴)
 「撮影の裏側という自分の知らない世界を見ることができて楽しい。芸能人を見られるのも良いわね」
 四年ほど前にエキストラを始めた西野久美子さん(63)=金沢市=が魅力を語る。息子の会社で事務をする傍ら、これまでに数々のドラマやCMに協力。女優の仲間由紀恵さんや羽田美智子さん、米倉涼子さんらと“共演”した経験もある。
 市場を歩く通行人、会議の出席者、見舞客…。役柄は幅広いが、「現場で指示通りに動くので、誰でもできる」と西野さん。それでも自分なりに役になりきるといい、「エキストラはせりふがないので口パクで話しているように見せたり、歩くスピードを変えたり」と奥が深い。
 準備に時間がかかったり冬に夏の格好をしたり、気が長く、辛抱強くないとできないことも多い。でも「すごく楽しいし、これからも続けていきたい」と話す。
 西野さんのようなエキストラは、FCが設立された二〇〇一年から年々増え続けているという。ドラマや映画などで地域の魅力が発信された事例は多く、担当者は「エキストラとして撮影に参加することは、ひいては地域の活性化にもつながる」と意義を語る。
 一方、登録者の年齢構成に偏りがあることが悩みの種。撮影の時間が不規則で長時間の拘束になる場合もあり、約八割は四十代以上だという。「エキストラをした人に聞くと、満足感があると答えてくれる。今年もドラマの撮影がある予定で、若い人も随時募集している」と登録を呼び掛ける。
 登録方法は、FCのホームページから用紙をダウンロードして、必要事項を記入し郵送する。エキストラが必要になると、FCから連絡が入る。

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