女子高生が町を甦らせた福井県・鯖江市 – JBpress



鯖江市の紅葉(同市のホームページから)

経営力がまぶしい日本の市町村50選(49)

人口増加率県内No1の「めがねの聖地」

 福井県鯖江市は嶺北地方の中央部に位置する、人口約6万9126人(2017年4月)の町である。

 メガネフレームの国内製造シェア約96%を誇る産地の中心であり、「めがねの聖地」とも言える。

 近年はドイツのIT大手SAPなどとのオープンデータを活用した「データシティ鯖江」を推進するなど地域活性化への取組みが盛んで、人口も1970年の5万2614人から右肩上がりで、人口増加率が県内の市町村で1位である。

JK課の誕生

 鯖江市では、2003年に「鯖江市市民活動による町づくり推進条例」、2010年に「鯖江市民主役条例」を市民提案で策定するなど、早くから市民協働の町づくりに努めてきた。

 また大学のない鯖江市にとっては、逆に全国の大学生に訪れてもらい提案を募る学生連携事業を行っているが、毎年9月に実施される、2泊3日の「地域活性化プランコンテスト」では、学生からの提案を必ず市で実現可能性を検討する仕組みになっている。

 これまでにも、駅舎2階に市とNPOが協働で開設した「えきライブラリーtetote」など、いくつもの実現事例がある。

 その「おとな版」が2014年に開催されたときに、女子高生が町づくりに参画する「鯖江市役所JK課」という企画が提案された。

 当時の市としても、特定の市民層だけが市民協働に参画するのが目立ち始め、底辺拡大が課題の1つでもあった。

 さらには、上記条例の推進組織である市民協働推進会議の参加要件に、「15歳以上の者。ただし、中学生は除く」という高校生の参画を想定した先進的な規定が盛り込まれていたのにもかからわず、実現に至っていなかった。




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