新市街地のさくら町 町内会から踏切設置の声 線路越すには ぐるっと う回 – 石巻日日新聞



 東日本大震災に伴う防災集団移転先として整備された石巻市の新渡波地区と新渡波西地区。1月に新町名「さくら町(まち)」としてスタートを切った。この6年で水田地帯が新市街地となるなど目まぐるしく変化。既存の線路を挟むように街が形成されており、一部では生活の不便さを指摘する声も聞く。

 さくら町はJR石巻線の線路を挟んで西側が一、二丁目、東側が三、四丁目。東側を通る市道の南側が五丁目となる。元々は水田地帯の中を線路が通っていたが、そこに宅地が形成されたことで踏切までの距離が遠く、立地によっては遠回りを強いられるところも見られる。

 北側の千刈田踏切と南側の中道踏切、さらに線路をまたぐ市道の跨線橋の3カ所が線路を越える手段だが、いずれも新市街地の形成前からある既存の構造物。市街地化された現在では実情に即していないようにも映る。

 さくら町には中学校や保育園、医療機関などが整備され、高齢者や子育て世代の定住化が増えてくる。しかし線路をまたぐには南北の離れた踏切を通過するか、跨線橋の階段を上って歩道伝いに渡るしかない。その上階段だけに自転車やベビーカーの通過は難しい。

 同町3・4丁目町内会の雁部正男会長(75)は「湯殿山神社そばの清水町二丁目から中里四丁目に抜ける踏切のように人や自転車だけでも通れる場所があれば違う。地域づくりを考えれば、各町内会長が連携して設置要望に向けた声を上げることも検討したい」と話していた。

 JR東日本仙台支社の広報によると、今のところ、新たな踏切を整備する計画はないという。




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