北海道と包括協定 網走のキャンパス拠点に農林水産業振興、人材育成で連携 – 毎日新聞



協定書に調印後、握手する高野克己学長(右)と高橋はるみ知事



 東京農業大はこのほど、北海道と包括連携協定を結んだ。網走市に持つオホーツクキャンパスを拠点に、農林水産業の振興や地域活性化を担う人材の育成など、道が抱える課題の解決に取り組む。

 同大が北海道に拠点を設けたのは1982年。同市に開設した農業研究拠点「寒冷地農場」が最初だ。89年にはオホーツクキャンパスを置き、生物産業学部を開設した。同学部は2015年3月に北海道オホーツク総合振興局と包括連携協定を結んでおり、今回の協定はこれを発展させた形だ。

 両者は今後、農家が生産から加工、販売まで一体的に取り組む「農業の6次産業化」や、農商工連携によるビジネスモデルの形成を目指す。また道は世田谷(東京都世田谷区)、厚木(神奈川県厚木市)の両キャンパスで学ぶ学生を含む同大生をインターンシップ生として受け入れる。オホーツクキャンパスの学生(約1650人)も9割が道外出身者が占めることから、道内での就職促進を狙う。

 さらに、生物産業学部設立30年、「北海道」命名150年となる18年には、世田谷キャンパス内の「食と農の博物館」で「大北海道オホーツク展」(仮称)を4月から4カ月間開催し、東京での北海道PRに一役買う予定だ。

 道庁で行われた調印式で、高野克己学長は「学生は北海道に魅力を感じ、オホーツクキャンパスを選んで入学して来る。彼らを道の発展に役立つ人材に育てていきたい」と話した。高橋はるみ知事は「農大ならではの地域に根ざした技術や知見を、北海道の活性化に活かしてほしい」と期待を込めた。【丸山仁見】





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