平成27年度奨学生レポート



2015年秋

黒尾春香

カナダ トロント大学

 トロントにきて3ヶ月以上経ちました。私は海外に住んでいた経験があるので、トロントでの生活はそんなに大変ではないだろうと思っていたのですが、海外で一人暮らしをするというのはまた別のことでした。

 トロント大学に来て一週間経って、最初に参加した行事は大学のオリエンテーションでした。私はそんなにパーティーに行くタイプでもないし、きっと人と上手く会話もできないだろうと思っていたので少人数制の二日だけのオリエンテーションに参加しました。(オリエンテーションは大きく二タイプあって、自分の好きな方を選べました)参加していた人のほとんどがカナダ人で、海外留学生がいても大抵は高校からカナダに留学している人でした。最初は共通の話題がほとんど無かったので会話のきっかけを掴むのが難しく、また、誰かに話しかけて会話が上手くいかなくて馬鹿だと思われたらどうしようと心配していました。けれど「実際わからないことが多いし、そんな心配してもしょうがない」と思って目が合った人には思い切って話しかけにいきました。結果恥ずかしい思いをしたり、笑われたりもしましたが、今一番仲良くしている友人はそのオリエンテーションで話しかけた子の一人です。

黒尾さんの写真

この写真はオリエンテーションのときに撮った写真です。

勉強と同じくらい人脈づくりも大切だと大学にきて思いました。

オリエンテーションが終わり、本格的に講義がはじまってからは毎日がめまぐるしく過ぎていきました。毎日分からないことにぶつかり、課題をこなしても次々に増えてたまっていき、準備もおわってないのに考査がはじまり。こんな毎日を送っていくなかで、私はどんなに苦しくても努力をし続けなければいけないことと、その苦しい状況こそ楽しめたら勝ちなのだということを実感しました。海外の大学にいるのだから母国語が英語じゃない私にとっていろいろ難しく、人よりも頑張らなければいけないのはあたりまえ。だからこそ楽しむ。これに気付いてからは毎日が以前よりも充実している気がします。

2学期に入って少しずつまた忙しくなってきましたが、この気付きを大切にしつつ、日々精進したいです。

2016年春

黒尾春香

カナダトロント大学

後期は前期と比べて心に余裕ができたので、勉強もそれ以外の事も十分楽しめました。また友人も増えたので、前期とは違う生活がおくれました。

勉強面では人に頼るということを学び、友人らと“お互いを高め合う”ということに私も参加できたと思います。私もトロント大学で人に何かしら影響を与えていると実感したときは安堵と嬉しい気持ちでいっぱいでした。

前期と比べて後期は積極的に学校行事に参加し、友人と出かけたりしました。一年生行事で最も大きいFire Ballという大学主催のパーティーに仲の良い友人と出席したり、ボランティア活動に参加したり、学生会議に出席したり、トロント大学主催のTEDx というものに参加したりもしました。前期は勉強を言い訳にそれ以外何もしていなかったのですが、どんなに勉強が難しかったり時間がなかったりしても、有意義な大学生活を送るには四六時中机に向かっているだけではだめなのだなと痛感しました。

黒尾さんの写真

写真はFire Ballで仲の良い友人と撮ったものです。

後期で私がもっとも感じたのは、自分は何が好きで、何をしていきたいのかをしっかり知っておくことが大切だということでした。私はトロント大学に入学する前は生物学が好きだ、それを学びたいと思っていました。しかし、いざ大学で講義を受けると自分が学びたいと思っていたことと違い、また勉強するのが苦になり、思う様に楽しむことができませんでした。かわりに、今までずっと苦手だと思っていた数学を楽しむことができ、たった一問に一日かけて取り組むのが苦ではありませんでした。これを知ってから私の勉強の仕方が大きく変わりました。好きなものが分かったら、それをとことんやっていく。2年生になってもとにかく何にでも取り組み、自分が好きだと感じた事はきわめていこうと思います。




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