「山・鉾・屋台行事」がユネスコ無形文化遺産に登録されました



「山・鉾・屋台行事」がユネスコ無形文化遺産に登録されました

11月30日(日本時間12月1日)、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)は、福岡市の博多祇園山笠行事、北九州市の戸畑祇園大山笠行事をはじめとする全国の国指定重要無形民俗文化財33件から構成される「山・鉾・屋台行事」を無形文化遺産に登録することを決定しました。

無形文化遺産はユネスコの遺産事業の一つで、伝承や芸能など「形のないもの」を保護し、それらの多様性を相互に理解することなどを目的としています。現在、世界で300を超える無形文化遺産が登録されており、日本でも歌舞伎、アイヌ古式舞踊や和食などが登録されています。

今回登録される「山・鉾・屋台行事」とは、地域社会の安泰や災厄防除を願い、地域の人々が一体となり執り行う「山・鉾・屋台」の巡行を中心とした祭礼行事のことで、神霊の依り代などとされる「山・鉾・屋台」が、木工・金工・漆・染織などの伝統的な工芸技術により作り続けられてきた点、行事に向けた稽古や行事の運営などを通じて世代を超えた人々が交流し、地域の結びつき、地域の維持に貢献している点が評価されています。

(注)戸畑祇園大山笠の「祇」のへんは「ネ」です。
 

博多祇園山笠行事

所在地 福岡県福岡市博多区
保護団体 博多祇園山笠振興会
実施日 7月1から15日
仁治2年(1241)、承天寺開山の聖一国師が施餓鬼棚に乗り、疫病退散を祈願したことに由来すると伝えられます。博多人形師により人形などが飾りつけられた山笠を、七つの地域からなる「七流」が舁きます。

博多祇園山がさをかいているしゃしんです

博多祇園山笠行事(撮影 木下 陽一)

戸畑祇園大山笠行事

所在地 福岡県北九州市戸畑区
保護団体 戸畑祇園大山笠振興会
実施日 7月第4土曜日を中日とする3日間
19世紀頃に須賀大神に疫病退散を祈願し平癒したため、山笠を作り祝ったことから始まったと伝えられます。4地区の山笠が昼と夜で姿を変えるのが特徴で、昼は幟を立てた幟山笠が、夜は12段の提灯山笠となります。
 

戸畑祇園大山笠の提灯山笠の写真です

戸畑祇園大山笠行事(提灯山笠)

(注)戸畑祇園大山笠の「祇」のへんは「ネ」です。




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