人と動物の共通感染症対策について



人と動物の共通感染症を知っていますか?

 人と動物に共通する感染症(Zoonosis:ズーノーシス)は、日本では、「人獣共通感染症」や「人と動物の共通感染症」、「動物由来感染症」と言われており、世界保健機構(WHO)ではこれを「脊椎動物と人の間で自然に移行するすべての病気又は感染(動物等では病気にならない場合もある)」と定義しています。

 どんな病気があるの?

どんなことに気を付ければいいの?

過剰なふれ合いは控えましょう

 動物の口の中や爪には、細菌やウイルスなどがいる場合があります。口移しで餌を与えたり、スプーンや箸の共用は控えましょう。また、動物を布団に入れて寝ることもアレルギー等疾患の原因となることがあります。

野生動物の家庭での飼育や野外での接触は避けましょう

 野生動物はどのような病原体を保有しているかわかりません。人と動物の共通感染症予防のため、また、野生動物を保護する点からも、野生動物の飼育を避けましょう。

動物に触ったら、必ず手を洗いましょう

 動物の排泄物や皮膚には、寄生虫の卵や細菌、真菌などの病原体が存在し、知らないうちに吸い込んだり口の中に入ってしまう場合があります。動物に触った後や、ペットのケージや水槽の清掃をした後には、必ず手を洗いましょう。

 福岡県の取り組み

 福岡県では、「人と動物の共通感染症」に対し、医療と獣医療の専門家である(公社)福岡県医師会、(公社)福岡県獣医師会及び行政機関が手を携え、情報共有・課題整理を行うことで、共通感染症の発生予防及びまん延防止を図ることを目的に、「人と動物の共通感染症対策における医療と獣医療の連携推進事業」を実施しています。

事業概要

1.医療・獣医療協議会の設置

 (公益社団法人)福岡県医師会、(公益社団法人)福岡県獣医師会及び行政機関(政令市、中核市及び保健所設置市を含む)を委員とする「福岡県共通感染症対策協議会」を設置し、専門的見地から現状の把握及び課題を整理し、今後、連携・協力して取り組むべき事項について協議を行っています。

2.共通感染症対策シミュレーション(訓練)の実施

 県内で共通感染症が発生した場合には、医療従事者、獣医療従事者、行政担当者等が連携して迅速な原因究明及びまん延防止策が求められます。このため、発生時のシミュレーション(訓練)を行い、各関係者の役割を確認するとともに、連携して発生に備えることとしています。

3.シンポジウムの開催

 医療及び獣医療分野の専門家による講演や意見交換により、医療及び獣医療関係者の気運の醸成を図るとともに、共通感染症に対する正しい知識の普及啓発を行うことを目的とし、シンポジウムを開催しています。

 平成27年度福岡県「人と動物の共通感染症対策シンポジウム」

4.共通感染症発生状況等調査の実施

 動物における病原体の保有状況を広くモニタリングすることで、共通感染症のまん延防止に寄与することを目的とし、県内の協力動物病院において採取した検体について、県保健環境研究所等で検査を実施しています。また、検査結果の分析及び評価については、(公社)福岡県獣医師会で実施しています。 

 平成26年度福岡県共通感染症発生状況等調査事業実施要領 [PDFファイル/201KB]

 平成26年度福岡県共通感染症発生状況調査に係る分析及び評価 [PDFファイル/146KB]

 平成27年度福岡県共通感染症発生状況等調査事業実施要領 [PDFファイル/214KB]

  平成27年度福岡県共通感染症発生状況調査に係る分析及び評価 [PDFファイル/233KB]

  平成28年度福岡県共通感染症発生状況等調査事業実施要領 [PDFファイル/208KB]

関連リンク

 厚生労働省(動物由来感染症)(新しいウインドウで開きます)

 動物検疫所(新しいウインドウで開きます)

 福岡県医師会(新しいウインドウで開きます)

 福岡県獣医師会(新しいウインドウで開きます)




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