平成29年度介護職員処遇改善加算の届出について



 平成29年度介護報酬改定において、介護職員処遇改善加算は、現行の仕組みを維持しつつ、介護サービス事業者等による昇給と結びついた形でのキャリアアップの仕組みの構築を促すため、さらなる上乗せ評価を行う区分が創設されました。

 介護職員処遇改善加算については、年度当初から算定を受けようとする場合、算定を希望する年度の前年度の2月末日までに、郵送で介護職員処遇改善加算計画書及び計画書添付書類等を都道府県知事等に提出することとされています。しかしながら、平成29年度については、新加算区分の新設等の制度や受付時期の変更等のため、以下の取扱いとさせていただきます。

【平成29年度の特例】

 平成29年4月から加算の算定を受けようとする事業者におかれましては、届出書等を4月13日木曜日から4月26日水曜日までの間に実施する届出受付会にご持参いただくか、4月12日水曜日までに郵送されるかのいずれかの方法で提出されるようお願いします。

 なお、4月以降のサービス分で介護職員処遇改善加算の算定を受けようとする場合は、算定を受けようとする月の前々月の末日まで(例:7月サービス分から算定を受けようとする場合は5月末日まで)に届出書等を提出されるようお願いします。

以下の内容について記載している通知をダウンロードする場合は、こちらをクリックしてください。

1 基本的考え方

 加算は、平成23年度まで実施されていた介護職員処遇改善交付金(以下「交付金」という。)による賃金改善の効果を継続する観点から、平成24年度から当該交付金を円滑に介護報酬に移行し、当該交付金の対象であった介護サービスに従事する介護職員の賃金改善に充てることを目的に創設されたものである。

 このため、当該交付金の交付を受けていた介護サービス事業者又は介護保険施設(以下「介護サービス事業者等」という。)は、原則として当該交付金による賃金改善の水準を維持することが求められる。

 また、平成27年度の介護報酬改定においては、事業主が介護職員の資質向上や雇用管理の改善をより一層推進し、介護職員が積極的に資質向上やキャリア形成を行うことができる労働環境を整備するとともに、介護職員自身が研修等を積極的に活用することにより、介護職員の社会的・経済的な評価が高まっていく好循環を生み出していくことが重要であることを踏まえ、事業主の取組がより一層促進されるよう加算を拡充したものである。

 さらに、平成29年度の介護報酬改定においては、介護人材の職場定着の必要性、介護福祉士に期待される役割の増大、介護サービス事業者等による昇給や評価を含む賃金制度の整備・運用状況などを踏まえ、事業者による、昇給と結びついた形でのキャリアアップの仕組みの構築を促すため、更なる加算の拡充を行うものである。


2 加算の仕組みと賃金改善の実施等

(1) 加算の仕組み

  加算は、サービス別の基本サービス費に各種加算減算を加えた1月当たりの総単位数にサービス別加算率を乗じた単位数を算定することとし、当該加算は、区分支給限度基準額の算定対象から除外される。

(2) 加算の算定額に相当する賃金改善の実施

  一 賃金改善の考え方について

    介護サービス事業者等は、加算の算定額に相当する介護職員の賃金(基本給、手当、賞与等(退職手当を除く。以下同じ。)を含む。)の改善(以下「賃金改善」という。)を実施しなければならない。

    賃金改善は、基本給、手当、賞与等のうちから対象とする賃金項目を特定した上で行うものとする。この場合、7(2)の届出を行う場合を除き、特定した賃金項目を含め、賃金水準(賃金の高さの水準をいう。以下同じ。)を低下させてはならない。また、安定的な処遇改善が重要であることから、基本給による賃金改善が望ましい。

  ニ 賃金改善に係る賃金水準の比較の考え方について

    賃金改善は、加算を取得していない場合の賃金水準と、加算を取得し実施される賃金水準との差分を用いて算定する。なお、比較時点において勤務実績のない介護職員については、当該介護職員と同職であって、勤続年数等が同等の職員の賃金水準と比較する。

  三 賃金改善に係る留意点

    加算を取得した介護サービス事業者等は、加算の算定額に相当する賃金改善の実施と併せて、キャリアパス要件や職場環境等要件を満たす必要があるが、当該取組に要する費用については、算定要件における賃金改善の実施に要する費用に含まれないものであることに留意すること。


3 介護職員処遇改善計画書の作成

(1) 賃金改善計画の記載

   加算を取得しようとする介護サービス事業者等は、「厚生労働大臣が定める基準」(平成27年厚生労働省第95号。以下「算定基準」という。)第4号イ(2)に定める介護職員処遇改善計画書を、次の一から四までに掲げる記載事項等について、別紙様式2により作成し、福岡県(地域密着型サービス等においては、指定権者である保険者)に届け出ること。

  一 加算の見込額(別紙様式2の(1)3)

     4により算定された額

  二 賃金改善の見込額(別紙様式2の(1)4)

     各介護サービス事業者等において賃金改善実施期間における賃金改善に要する見込額(当該賃金改善に伴う法定福利費等の事業主負担の増加分を含むことができる。)の総額(aの額からbの額を差し引いた額をいう。)であって、一の額を上回る額

     a 加算を取得し実施される賃金の改善見込額を加えた賃金の総額

     b 初めて加算を取得する月又は初めて加算を取得したサービス月の属する年度の前年度の賃金の総額(交付金を取得していた場合には、交付金による賃金改善の部分を除く。)

   三 賃金改善実施期間(別紙様式2の(1)7)

      原則4月(年度の途中で加算を取得する場合、当該加算を取得したサービス月)から翌年の3月まで

   四 賃金改善を行う賃金項目及び方法(別紙様式2の(1)8)

      賃金改善を行う賃金項目(増額若しくは新設した又はする予定である給与の項目の種類(基本給、手当、賞与等)等)、賃金改善の実施時期や対象職員、一人当たりの平均賃金改善見込額について、可能な限り具体的に記載すること。

      ただし、事務の簡素化の観点から、従来の加算(1)(平成27年3月31日老発0331第34号厚生労働省老健局長通知「介護職員処遇改善加算に関する基本的考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示について」における27,000円相当分の賃金改善が可能となる加算(1)をいう。以下同じ。)を取得していた介護サービス事業者等であって、加算(1)を取得する場合には、上記の一及び二に掲げる記載事項について、以下の一及び二に掲げる記載事項を代わりに記載することも可能とする。

     イ 加算の見込額(別紙様式2の(1)の5) 

       4ただし書きにより算定された額 

     ロ 賃金改善の見込額(別紙様式2の(1)の6) 

       各介護サービス事業者等において賃金改善実施期間における賃金改善に要する見込額(当該賃金改善に伴う法定福利費等の事業主負担の増加分を含むことができる。)の総額(aの額からbの額を差し引いた額をいう。)であって、一の額を上回る額

       a 加算(1)を取得し実施される賃金の改善見込額を加えた賃金の総額

       b 初めて加算(1)を取得する月の属する年度の前年度の賃金の総額(従来の加算(1)を取得し実施された賃金改善額を含む。)

(2) 必要書類の添付

   加算を取得しようとする介護サービス事業者等は、介護職員処遇改善計画書に併せて、労働基準法に規定する就業規則及び労働保険に加入していることが確認できる書類を添付し、福岡県(地域密着型サービス等においては、指定権者である保険者)に届け出ること。

    なお、介護サービス事業者等は、前年度に加算を取得し、引き続きそれに相当する区分の加算の取得をしようとする場合であって、既に提出された計画書添付書類に関する事項に変更がない場合は、その提出を省略できる。  

(3) キャリアパス要件等に係る記載

   キャリアパス要件等については、次に掲げる要件に基づく算定要件に応じて、介護職員処遇改善計画書に記載して届け出ること。

  (キャリアパス要件1)

     次のイ、ロ及びハの全てに適合すること。

     イ 介護職員の任用の際における職位、職責又は職務内容等に応じた任用等の要件(介護職員の賃金に関するものを含む。)を定めていること。

     ロ イに掲げる職位、職責又は職務内容等に応じた賃金体系(一時金等の臨時的に支払われるものを除く。)について定めていること。

     ハ イ及びロの内容について就業規則等の明確な根拠規定を書面で整備し、全ての介護職員に周知していること。

(キャリアパス要件2)

     次のイ及びロの全てに適合すること。

     イ 介護職員の職務内容等を踏まえ、介護職員と意見を交換しながら、資質向上の目標及び一又は二に掲げる具体的な計画を策定し、当該計画に係る研修の実施又は研修の機会を確保していること。

       一 資質向上のための計画に沿って、研修機会の提供又は技術指導等を実施(OJT、OFF-JT等)するとともに、介護職員の能力評価を行うこと。

       二 資格取得のための支援(研修受講のための勤務シフトの調整、休暇の付与、費用(交通費、受講料等)の援助等)を実施すること。

     ロ イについて、全ての介護職員に周知していること。

(キャリアパス要件3)

 次のイ及びロの全てに適合すること。

     イ 介護職員について、経験若しくは資格等に応じて昇給する仕組み又は一定の基準に基づき定期に昇給を判定する仕組みを設けていること。具体的には、次の一から三までのいずれかに該当する仕組みであること。

       一 経験に応じて昇給する仕組み 「勤続年数」や「経験年数」などに応じて昇給する仕組みであること

       二 資格等に応じて昇給する仕組み

          「介護福祉士」や「実務者研修修了者」などの取得に応じて昇給する仕組みであること。ただし、介護福祉士資格を有して当該事業所や法人で就業する者についても昇給が図られる仕組みであることを要する。

       三 一定の基準に基づき定期に昇給を判定する仕組み

          「実技試験」や「人事評価」などの結果に基づき昇給する仕組みであること。ただし、客観的な評価基準や昇給条件が明文化されていることを要する。

ロ イの内容について、就業規則等の明確な根拠規定を書面で整備し、全ての介護職員に周知していること。

(加算(1)及び(2)の職場環境等要件)

       平成27年4月から届出を要する日の属する月の前月までに実施した処遇改善(賃金改善を除く。)の内容を全ての介護職員に周知していること。

(加算(3)及び(4)の職場環境等要件)

       平成20年10月から届出を要する日の属する月の前月までに実施した処遇改善(賃金改善を除く。)の内容を全ての介護職員に周知していること。

(加算の算定要件)

     加算を取得するに当たっては、次に掲げる区分に応じて、届け出ること。  

    イ 加算(1)については、キャリアパス要件1、キャリアパス要件2、キャリアパス要件3、職場環境等要件の全てを満たすこと。

    ロ 加算(2)については、キャリアパス要件1、キャリアパス要件2、職場環境等要件の全てを満たすこと。

    ハ 加算(3)については、キャリアパス要件1又はキャリアパス要件2のどちらかを満たすことに加え、職場環境等要件を満たすこと。

    ニ 加算(4)については、キャリアパス要件1、キャリアパス要件2、職場環境等要件のいずれかの要件を満たすこと。

    ホ 加算(5)については、キャリアパス要件1、キャリアパス要件2、職場環境等要件のいずれの要件も満たさないこと。

(4) 複数の介護サービス事業所等を有する介護サービス事業者等の特例

  介護職員処遇改善計画書は、法人が複数の介護サービス事業所等を有する場合や介護サービス事業所等ごとの届出が実態に鑑み適当でない場合、当該介護サービス事業者等が一括して作成することができる。また、同一の就業規則等により運営されている場合に、地域ごとや介護サービスごとに作成することができる。都道府県等(当該介護サービス事業所等の指定権者が都道府県知事である場合は都道府県とし、市町村長である場合は、市町村(特別区を含む。以下同じ。)とする。以下同じ。)の圏域を越えて所在する複数の介護サービス事業所等を有する介護サービス事業者等(法人である場合に限る。)についても同様とする。この場合、別紙様式2の添付書類1から3を以下のとおり作成し、別紙様式2に併せて計画書として都道府県知事等に届け出なければならない。

    ・別紙様式2添付書類1:都道府県等の圏域内の、当該計画書に記載された計画の対象となる介護サービス事業所等の一覧表(指定権者毎に作成)。

    ・別紙様式2添付書類2:各都道府県内の指定権者(当該都道府県を含む。)の一覧表(都道府県毎に作成)。

・別紙様式2添付書類3:計画書に記載された計画の対象となる介護サービス事業者等に係る都道府県の一覧表。

(5) その他

   加算の目的や、算定基準第4号イ(5)を踏まえ、労働基準法等を遵守すること。


4 加算の見込額の計算

  介護職員処遇改善計画書における加算の算定額の見込額は、次の計算による。

(1)平成28年度以前に加算を取得していない介護サービス事業者等又は平成28年度以前に加算を取得していた介護サービス事業者等の場合(3(1)ロただし書きにより届け出た介護サービス事業者等を除く。)

  介護報酬総単位数(見込数)×サービス別加算率(1単位未満の端数四捨五入)×1単位の単価(算定結果については1円未満の端数切り捨て)

(2)平成28年度以前に加算を取得していた介護サービス事業者等であって、3(1)ロただし書きにより届け出た介護サービス事業者等の場合

  介護報酬総単位数(見込数)×(加算(1)に係るサービス別加算率-加算(2)に係るサービス別加算率)(1単位未満の端数四捨五入)×1単位の単価 (算定結果については1円未満の端数切り捨て)

  介護報酬総単位数は、サービス別の基本サービス費に各種加算減算を加えた1月当たりの総単位数とし、算定を受ける年度における介護サービスの提供に係る見込みにより算出する。この場合、過去の実績や事業計画等を勘案し、事業の実態に沿った見込数を用いること。

  また、加算の見込額は、各サービス別に都道府県等ごとに作成するものとし、複数の介護サービスを提供する介護サービス事業所等(法人である場合に限る。)において、介護職員処遇改善計画書を一括作成する場合の加算の見込額の計算については、別紙1表1に定めるサービス区分ごとに行い、それぞれのサービスごとに算出された単位(1単位未満の端数切り捨て)を合算すること。


5 都道府県知事等への届出

  加算を取得しようとする介護サービス事業者等は、加算を取得する年度の前年度の2月末日までに、介護サービス事業所等ごとに、福岡県(地域密着型サービス等においては、指定権者である保険者)に提出するものとする。

  ただし、介護職員処遇改善計画書を一括して作成する場合は、一括して都道府県知事等に届け出ることができる。

  また、年度の途中で加算を取得しようとする介護サービス事業者等は、加算を取得しようとする月の前々月の末日までに、都道府県知事等に提出するものとする。


6 都道府県知事等への変更等の届出

(1) 変更の届出

  介護サービス事業者等は、加算を取得する際に提出した介護職員処遇改善計画書、計画書添付書類に変更(次の一から四までのいずれかに該当する場合に限る。)があった場合には、次の一から四までに定める事項を記載した変更の届出を行う。

  一 会社法による吸収合併、新設合併等による介護職員処遇改善計画書の作成単位が変更となる場合は、当該事実発生までの賃金改善の実績及び承継後の賃金改善に関する内容

  ニ 複数の介護サービス事業所等について一括して申請を行う事業者において、当該申請に関係する介護サービス事業所等に増減(新規指定、廃止等の事由による)があった場合は当該事業所等の介護保険事業所番号、事業所等名称、サービス種別

  三 就業規則を改正(介護職員の処遇に関する内容に限る。)した場合は、当該改正の概要

  四 キャリアパス要件等に関する適合状況に変更(該当する加算の区分に変更が生じる場合又は加算(3)若しくは加算(4)を算定している場合におけるキャリアパス要件1、キャリアパス要件2及び職場環境等要件の要件間の変更が生じる場合に限る。)があった場合は、介護職員処遇改善計画書における賃金改善計画、キャリアパス要件等の変更に係る部分の内容(計画書添付書類の内容に変更があった場合には変更後の計画書添付書類を添付すること。)

(2) 特別事情届出書

  事業の継続を図るために、介護職員の賃金水準(加算による賃金改善分を除く。以下この7において同じ。)を引き下げた上で賃金改善を行う場合には、別紙様式4の特別な事情に係る届出書(以下「特別事情届出書」という。)により、次の一から四までに定める事項について届け出ること。なお、年度を超えて介護職員の賃金水準を引き下げることとなった場合は、次年度の加算を取得するために必要な届出を行う際に、特別事情届出書を再度提出する必要がある。

  また、介護職員の賃金水準を引き下げた後に一に掲げる状況が改善した場合には、可能な限り速やかに介護職員の賃金水準を引下げ前の水準に戻すこと。

  一 加算を取得している介護サービス事業所等の法人の収支(介護事業による収支に限る。)について、サービス利用者数の大幅な減少等により経営が悪化し、一定期間にわたって収支が赤字である、資金繰りに支障が生じる等の状況にあることを示す内容

  二  介護職員の賃金水準の引下げの内容

  三 当該法人の経営及び介護職員の賃金水準の改善の見込み

  四 介護職員の賃金水準を引き下げることについて、適切に労使の合意を得ていること等の必要な手続きに関して、労使の合意の時期及び方法等


7 賃金改善の実績報告

  加算を取得した介護サービス事業者等は、算定基準第4号イ(4)の規定に基づき、各事業年度における最終の加算の支払いがあった月の翌々月の末日までに、福岡県(地域密着型サービス等においては指定権者である保険者)に対して、以下の事項を含めた介護職員処遇改善実績報告書を提出し、5年間保存することとする。その際、次の三aの積算の根拠となる資料を添付することとする。

(1)平成28年度以前に加算を取得していない介護サービス事業者等の場合

  一 賃金改善実施期間

  二  加算の総額

  三 賃金改善所要額

    各介護サービス事業所等において、賃金改善実施期間における賃金改善に要した費用(当該賃金改善に伴う法定福利費等の事業主負担の増加分に充当した場合は、その額を含む。)の総額(aの額からbの額を差し引いた額をいう。)であって、ニの額以上の額を記載する。

     a 介護職員に支給した賃金の総額

     b 初めて加算を取得した月の属する年度の前年度の賃金の総額(交付金を取得していた場合には、交付金による賃金改善の部分を除く。)

   四 実施した賃金改善に係る賃金項目及び方法

     賃金改善を行う賃金項目(増額若しくは新設した給与の項目の種類(基本給、手当、賞与等)等)、賃金改善の実施時期や対象職員、一人当たりの平均賃金改善額について、可能な限り具体的に記載すること。

(2)平成28年度以前に加算を取得していた介護サービス事業者等の場合

     (1)の実績報告を出すこと。ただし、事務の簡素化の観点から、従来の加算(1)を取得していた介護サービス事業者等であって、加算(1)を取得する場合には、上記二及び三に掲げる事項について、以下の二及び三に掲げる記載事項を代わりに記載することも可能とする。

   二 加算の総額

     加算(1)による算定額から加算(2)による算定額を差し引いた額

   三 賃金改善所要額

     各介護サービス事業所等において、賃金改善実施期間における賃金改善に要した費用(当該賃金改善に伴う法定福利費等の事業主負担の増加分に充当した場合は、その額を含む。)の総額(aの額からbの額を差し引いた額をいう。)であって、二の額以上の額を記載する。

      a 介護職員に支給した賃金総額

      b 初めて加算(1)を取得した月の属する年度の前年度の賃金の総額(従来の加算(1)を取得し実施された賃金改善額を含む。)


8 加算の停止

 都道府県知事等は、加算を取得する介護サービス事業者等が次の(1)又は(2)に該当する場合は、既に支給された加算の一部若しくは全部を不正受給として返還させること又は加算を取り消すことができる。

 なお、複数の介護サービス事業所等を有する介護サービス事業者等(法人である場合に限る。)であって一括して介護職員処遇改善計画を作成している場合、当該介護サービス事業所等の指定権者間において協議し、必要に応じて監査等を連携して実施する。指定権者間の協議に当たっては、福岡県が調整を行う。

  (1) 加算の算定額に相当する賃金改善が行われていない、賃金水準の引き下げを行いながら6(2)の特別事情届出書の届出が行われていない等、算定要件を満たさない場合

 (2) 虚偽又は不正の手段により加算を受けた場合


(参考) 介護職員処遇改善加算交付金以降のQ&Aについて

 加算の算定を受けようとする場合は、下記の届出書類等を提出してください。

(1)事業所単位で届出する場合

  ア 介護職員処遇改善計画書(別紙様式2)

  イ 就業規則及び労働保険料を納入していることを証明できる書類の写し

    注1:就業規則とは別に賃金規定を定めている場合には、その写しも必要です。

  ウ 職員の職位・職務内容に応じた「任用要件」及び「賃金体系」を整備した書面

    注2:キャリアパス要件1に該当すると選択した場合に必要です。ただし、提出した就業規則・賃金規定等において整備した内容がわかる場合、提出は不要です。

  エ 研修計画書

    注3:キャリアパス要件の要件2のアを選択した場合に必要です。

  オ 昇給の仕組みについて明文化した書面

    注4:キャリアパス要件3に該当すると選択した場合に必要です。ただし、提出した就業規則・賃金規定等及び「ウ 職員の職位・職務内容に応じた「任用要件」及び「賃金体系」を整備した書面」において整備した内容がわかる場合、提出は不要です。

  カ 特別な事情に係る届出書(別紙様式4)

    注5:賃金水準を引き下げた上で賃金改善を行う場合に必要です。

(2)複数事業所を取りまとめて届出する場合(法人単位)

  ア 介護職員処遇改善計画書(別紙様式2)

  イ 介護職員処遇改善計画書(指定権者内事業所一覧表)(別紙様式2(添付書類1))

  ウ 介護職員処遇改善計画書(届出対象都道府県内一覧表)(別紙様式2(添付書類2))

  エ 介護職員処遇改善計画書(都道府県状況一覧表)(別紙様式2(添付書類3))

  オ 就業規則及び労働保険料を納入していることを証明できる書類の写し

    注1:就業規則とは別に賃金規定を定めている場合には、その写しも必要です。

  カ 職員の職位・職務内容に応じた「任用要件」及び「賃金体系」を整備した書面

    注2:キャリアパス要件1に該当すると選択した場合に必要です。ただし、提出した就業規則・賃金規定等において整備した内容がわかる場合は、提出は不要です。

  キ 研修計画書

    注3:キャリアパス要件の要件2のアを選択した場合に必要です。

  ク 昇給の仕組みについて明文化した書面

    注4:キャリアパス要件3に該当すると選択した場合に必要です。ただし、提出した就業規則・賃金規定等及び「ウ 職員の職位・職務内容に応じた「任用要件」及び「賃金体系」を整備した書面」において整備した内容がわかる場合は、提出は不要です。

  ケ 特別な事情に係る届出書(別紙様式4)

    注5:賃金水準を引き下げた上で賃金改善を行う場合に必要です。

 注:複数の事業所を取りまとめて届け出る場合は、指定権者ごとに届出が必要です。


加算届出書等の様式は以下のとおりです。




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