運転双方を過失容疑で書類送検 倉敷のJR衝突事故で岡山県警 – 山陽新聞 (会員登録)



 倉敷市のJR山陽線踏切で2015年2月、立ち往生したトラックに列車が衝突、列車の乗客18人と運転士1人が負傷した事故で、岡山県警交通指導課と玉島署は15日、トラック運転手男性(52)=倉敷市=を自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)と過失往来危険の疑いで、列車の運転士男性(29)=同市=を業務上過失傷害と業務上過失往来危険の疑いでそれぞれ書類送検した。

 県警によると、トラックの停止原因は変速機の不具合だったが、説明書通りに操作すれば必ず復旧することが判明。列車に関しては、運転士が前方を注視していれば踏切の手前約800メートル地点でトラックを目視でき回避できたという。

 書類送検容疑は、トラック運転手は踏切内で停止した際、変速機の適切な復旧操作を怠って列車の往来の危険を生じさせ、運転士は時刻表などの確認に気を取られてトラックの発見が遅れるなどし、それぞれの過失による衝突で19人にけがを負わせた疑い。

 県警によると、トラック運転手は「正しい復旧操作は行った」と容疑を一部否認。運転士は認めている。

 県警はトラックを所有する運送会社と製造メーカーについても調べたが管理などに問題はなく、いずれも「過失は問えない」と判断。JR西日本についても、運転士の健康状態や運転適正などの管理に「問題はなかった」と結論付けた。

 事故は15年2月13日午前8時20分ごろ、倉敷市船穂町船穂、西阿知―新倉敷間の八人山(はちにんやま)踏切で発生。負傷者のうち、乗客の専門学校生が頭の骨を折って一時意識不明の重体になった。

 JR西日本岡山支社の吉田孝則副支社長は「事故後、さまざまな安全対策を進めてきたが、今回の送検を厳粛に受け止め、再発防止に万全を期してまいります」とコメントした。




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